米ぬかの利用法は料理だけに限りません。
その成分や栄養素を利用して、
美容や掃除に役立ちます。
米ぬかを入れた乳白色のお風呂につかり、ぬか袋でマッサージすると、お風呂上がりの肌がつるつるになります。
新鮮な米ぬか(4カップ)、ガーゼ(またはさらし)、糸、ひも
ガーゼを糸で袋状に縫う。袋に米ぬかを入れて口をひもで縛る。(湯船に入れたときにぬかが出てしまわないようにするため。)
ぬか袋を湯船に入れてしばらくまつとお湯が乳白色になる。体があたたまったら、湯船から出て、ぬか袋で体をそっとやさしくこすると肌がしっとりとする。
米ぬかにお好みのドライハーブや、精油を混ぜ入れてもよい。
米ぬかで洗顔すれば、肌のたるみ、肌荒れを防いでくれます。
米ぬかに含まれているビタミンB2は新陳代謝を活発にし、シミを薄くしてくれる美白効果があります。さらに米ぬかに入っているオリザブランという成分には、皮膚の水分量を一定に保つ保湿効果があり、皮膚に適度な水分を保ってくれます。
また、米ぬかのアルカリ性の働きによって、毛穴に詰まった汚れが溶けて肌の新陳代謝が活発になり、米ぬかに含まれる油分が肌になじみ、肌につやを与えます。
ガーゼまたはさらしを用意して手のひらに乗るくらいの袋を作る。中にぬかを入れ、その袋をぬるま湯に入れて、米ぬかエキスが溶け出たお湯で洗顔する。
ぬかは昔から気の老化や床を磨くのに使われてきました。ぬかには油分が含まれているため、油汚れを落とすなど、さまざまな使い方ができます。
木製家具・床、窓ガラス、鏡
ぬか袋(入浴剤と同じ作り方)に米ぬかをひとつかみ入れる。つやが出るようにこすって磨く。
油で汚れたなべ、ボール、皿など。
米ぬかを適量手に取ってこすると、油分が落ちてさらさらになる。その後スポンジでさっと洗い流す。
※汚れをとってもまだ油を沢山吸っていない米ぬかは、後数回使えるので、使い終わったら容器などに入れて台所に置いておくとよい。
プランターなど、土を作るときに米ぬかを適量混ぜて草花を植える。
また、土と米ぬかを混ぜて発酵させた肥料(ぼかし肥料)を作ることもできる。野菜くずなどの生ごみに米ぬかをまぶしておくと発酵して(乳酸菌が増殖する)腐敗臭が防げ、堆肥として利用できる。※掃除や入浴に使ったあとの米ぬかは肥料にして土に還すことができる。